感染対策を効果的・効率的にする衛生用品　介護現場の除菌・消臭なら富士フイルム和光純薬の「KEEPURE」

2022年冬、新型コロナウイルス感染症が再び猛威をふるい、日本でも急激に感染者が増加する「第8波」となりました。

自らも社会福祉法人の常務理事として高齢者事業の運営に携わり、数多くの施設のクラスター対応や感染症対策の指導にあたってきた大阪大学大学院の山口氏に、高齢者介護現場における新型コロナウイルス感染症についてお話を伺いました。【Joint×富士フイルム和光純薬】

　　−− 高齢者施設における新型コロナウイルス感染症の状況を教えてください

新型コロナウイルスは変異を繰り返し、オミクロン株では毒性が弱まってきたとはいえ、高齢者にとってリスクの高い病気であることに変わりはありません。もちろん各施設は感染対策に力を入れていますが、完全にウイルスの侵入を止めることは容易ではありません。

　　−− 新型コロナウイルス感染症は、高齢者施設の入居者にどのような影響を与えましたか？

コロナ禍になり、高齢者施設での生活は一変しました。リスクの高い入居者が感染した場合、体調を崩し、重症化により入院し、場合によっては死に至るケースも少なくありません。また、日々の外出や家族・友人との面会、各種アクティビティの制限は、入居者にとって大きなストレスとなりました。さらに、運動不足による身体機能の低下や、ストレスによる認知症の進行が起こったことなども報告されています。

　　−− 高齢者施設のスタッフにはどのような影響を与えましたか？

感染した利用者に対するケアは、スタッフにとっても大きな負担となります。ガウン・マスク・フェイスシールド・手袋等を着用しての介助は、通常よりも時間を要し、肉体的・精神的な疲労につながります。

また、注意に注意を重ねてもスタッフが感染することもあり、症状に苦しんだり、後遺症に悩まされたりしているケースも少なくありません。さらに、スタッフ自身の感染や家族の感染により出勤できなくなった場合、通常よりも少ない人数で現場のケアを行わなければなりません。これにより、勤務しているスタッフにも大きな負荷をかけることとなっています。

　　−− 高齢者施設の経営に対する影響はいかがでしょうか？

感染の拡大やクラスターの発生により、新規利用者の入居スケジュールの遅れやサービスの利用控え、デイサービスの休業やショートステイの受け入れ停止などにより、大幅に収入が減少した事業所が少なくありません。東京商工リサーチのデータによると、2022年の介護サービス事業者の倒産は、デイサービス・ショートステイ・ホームヘルプ・有料老人ホーム・特別養護老人ホームなどを中心に、過去最多となっています。

　　−− 高齢者施設の感染症対策で大切なことは何でしょうか？

感染症対策においては、手洗いや換気、消毒などの基本的な対策を継続して行うことが重要です。しかし、多忙な介護現場において、換気や消毒などの作業はスタッフにとって負担となっています。長期間にわたると、どうしても健康チェックや消毒などが雑になってしまう場合もあります。これを防ぐためには、できるだけシンプルで具体的なマニュアルを作成し、その実行を仕組み化していくことが大切です。

　　−− 新型コロナウイルス感染症対策BCPのポイントを教えてください。

BCPの策定において最も大切なことは、施設の現状に応じて現実的な計画を策定し、研修や訓練、計画の改善を重ねることにより、「実効性のあるBCP」を事業者が一丸となって作り上げていくということです。この中でも特に私が重視しているのは、感染症発生時の業務シミュレーションです。

クラスターの発生により多くの入居者が感染した場合、スタッフの出勤率が大幅に下がった場合、誰がどのように指示を出し、どの業務を優先し、どの業務を簡素化するのか。感染防止や消毒のための備品は、緊急時にはどれくらいの数必要なのか、確保するルートはあるのか。そういったリアリティのある対応策を日々検討することが重要です。

　　−− 新型コロナウイルス感染症対策に取り組む介護現場のみなさんへのメッセージをお願いします。

いままで約3年間、介護現場のみなさんは、日々新型コロナウイルス感染症と戦って来られました。その大変さや先行きの見通せない不安は、私自身も事業を運営する中で、身をもって経験してきました。

しかし、悲観する必要はありません。ワクチンの接種が進み、効果的な感染対策のポイントも明らかになってきました。感染対策のための新たな技術や商品も、数多く生み出されています。こういった最新情報を常に手に入れながら、前向きに、高齢者のみなさんの命とこれまで通りの生活を守るためにチャレンジをしていくことが大切だと思います。

◆ 富士フイルム和光純薬が提案する衛生管理製品「KEEPURE」シリーズ

効果的な感染症対策を実施する上で、「いかにスタッフの負担を軽減するか」は重要な課題です。富士フイルム和光純薬の「KEEPURE」シリーズは、一度に除菌・消臭ができる点や、管理の容易さなど、スタッフの負担軽減にも貢献できます。また、高度な安全性を要求される試薬や臨床検査薬などを長年にわたり開発・販売している試薬メーカーの製品なので、「除菌」「消臭」などの機能がエビデンスに基づいており、安心して使用することができます。

富士フイルム和光純薬という試薬メーカーだからできる、しっかりとしたエビデンスに基づいた機能（除菌、抗ウイルス、消臭）を発揮する製品を届けるブランドです。新しい生活様式に安心・信頼・安全性を。KEEPUREはそんな想いから生まれました。

▽ ヨウ素パワーでスッキリ「除菌消臭スプレーFW」

○ 身体に優しい原料を使用したヨウ素配合の除菌消臭スプレー
○ これ1本で除菌と消臭が可能
○ スプレー時のツンとしたイヤな臭いなし

▽ スッキリ消臭しっかり長持ち「天然消臭剤FW」

○ 置いておくだけで継続的にニオイを強力に消臭
○ 無香料
○ 天然成分でできているため、誤食した場合も安心

▽ すこしの水でしっかりキレイ「除菌ドライシート」

○ すこしの水で濡らすと除菌効果を発揮
○ 手洗い後に拭くだけで除菌効果をプラス
○ 使い捨てなので衛生的
○ アルコールフリーのため手荒れの心配なし

◆ 介護施設での使用例

「KEEPURE」シリーズを既にご使用頂いております社会福祉法人光朔会オリンピア様の声をもとに、「KEEPURE」シリーズの使用例をご紹介致します。

《送迎車での使用例》

＝洗いづらい車内の消臭＝
洗うことが難しい車のシートなど臭いが残る場所の消臭に苦労していましたが、「除菌消臭スプレー」はスプレーするだけで尿臭などの臭いもすぐに無くなり助かっております。即効性の強い消臭力はお勧めです。「天然消臭剤」は置いておくだけで確実に臭いを取り除いてくれます。手間がかからず大変楽になります。

＝消臭剤のキツイ臭い＝
市販の消臭剤では消臭剤のキツい臭いが車内に残り車酔いを起こす原因となっていました。「除菌消臭スプレー」「天然消臭剤」どちらも無臭であり、イヤな臭いが残ることがなく、臭いによる車酔いなどの心配が無いため、安心して使っています。自然な形で確実に消臭できる点がお勧めです。

＝消臭と除菌作業の手間＝
送迎車は、外からの感染源を持ち込むリスクがあり、除菌対策も重要です。「除菌消臭スプレー」は消臭効果だけでなく、除菌効果もあるため、一度に消臭・除菌を行うことが出来ることは大変魅力です。

強力な消臭力と消臭剤そのもののイヤな臭いが残らない点について評価頂いております。すぐに消臭したい際は「除菌消臭スプレー」、定常的な消臭には「天然消臭剤」と使いわけて使用頂いております。「除菌消臭スプレー」は、一度に消臭・除菌ができ、手間がかからず感染リスクの低減にも役立てて頂いています。

《トイレでの使用例》

＝トイレ後の手洗い＝
トイレ後の手洗いの際、更にアルコール洗浄を行う必要がありました。「除菌ドライシート」をペーパータオルの替わりに使用することで、手を拭くと同時に除菌を行うことができます。アルコール洗浄無しで除菌できるため時間の余裕も生まれ、これまで以上に利用者さんと接する時間をつくることが出来ています。

＝トイレ内の消臭＝
換気がしにくいトイレでは臭いが消えず、外に臭いが漏れて困っておりました。「除菌消臭スプレー」「天然消臭剤」ともに換気が出来ないトイレであっても、しっかりと効果を発揮し、臭いによる問題が解決しました。

＝消臭剤のキツイ臭い＝
市販の消臭剤ではイヤな臭いが残り、不快感がありました。「除菌消臭スプレー」「天然消臭剤」ともに無臭であり、自然なかたちで臭いが消えるため、不快感が無くなりました。「除菌消臭スプレー」の即効性の強い消臭力と「天然消臭剤」の置いておくだけで効果を発揮する簡便さは驚きです。また、「天然消臭剤」は外から中身が一目見てわかるので交換時期も簡単に判断出来ています。

＝万が一の誤飲＝
「天然消臭剤」は天然成分でできているため、万が一誤食した場合も身体への害がなく、安心して使用しています。

送迎車と同様に臭いの問題には「除菌消臭スプレー」「天然消臭剤」を併用頂いております。特に窓のない換気のできないトイレに対する効果を評価頂いております。「天然消臭剤」の置くだけで良いという簡便さは、働いている方々の負担の軽減に貢献しております。

「除菌ドライシート」はトイレ後の手洗いの際、アルコール洗浄の手間の軽減に役立てて頂いております。また、一枚でしっかりふける点についても評価頂いております。