ケアマネジャーは在宅介護サービスの要であり、利用者に寄り添い、尊厳保持と自立支援を図るプロセスを担っている。
令和9年度介護保険法改正を控え、ケアマネジャーの業務は大きな変革を迎えている。地域の医療関係者や社会資源と連携し、利用者に適切な支援を行うことが求められる。保険外サービスの活用やAI・ICTを駆使したデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、効率的かつ質の高いケアマネジメントが求められている。
本ウェビナーでは、「ケアマネジャーの業務の在り方検討会 中間整理」の内容を基に、保険外サービスの活用やAI・ICTの導入が、ケアマネ業務をどのように変えていくのかを探る。
◆ 居宅介護支援事業所と保険外サービスの活用で業務効率化
要介護認定者の増加によりケアマネジャーの負担は増大している。その中で、居宅介護支援事業所は利用者個々のケアに重点を置き、地域包括支援センターは社会資源への働きかけや地域全体の支援に重点を置く役割が期待されている。
株式会社マロー・サウンズ・カンパニー代表取締役の田中紘太氏は、「ケアマネジャーの業務の在り方検討会(第二回)」の参考人として、保険外サービスの活用が利用者の選択肢を広げ、ケアプラン作成や相談業務に集中できる環境を整えると指摘する。訪問介護や日常生活支援サービス、地域特有の介護サービスなどがその例だ。これらのサービスは業務負担を軽減し、多様なニーズに応えるための鍵となる。
また、法定業務以外の業務については地域全体で協議し、市町村主体で利用者への切れ目ない支援ができる仕組みを構築する必要がある。
◆ 高齢者等終身サポートの具体例
株式会社あかり保証代表取締役の弁護士・清水勇希氏は、高齢者の生活全般を支える高齢者等終身サポート事業を展開している。同社のサービスには、入院時の身元保証、医療・介護施設との連絡調整、死後事務手続きが含まれる。これらの業務は専門機関に委託することで、効率的で質の高いサービス提供を実現し、ケアマネジャーの負担軽減に寄与する。
この仕組みは、ケアマネジャーがケアプラン作成や相談業務に集中できる環境を整えると同時に、利用者やその家族に安心感を提供する。また、AIを活用したケアプランデータ連携システムやケアプラン作成支援の普及促進が業務効率化の鍵となっている。
◆ ケアテックと業務効率化で地域包括ケアを推進
株式会社ウェルモが提供する在宅介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモネット」やAIを利用したパソコン作業自動化サービス「ミルモオートメーション」、音声文字起こしとAI要約サービス「ミルモレコーダー」など、AIを活用したDXソリューションも重要な役割を果たしている。
これらのケアテックは、地域の介護サービスを効率的に把握し、最適なケアプラン構築を支援するツールとして機能している。ウェルモの取り組みは、地域包括ケアの実現を目指す先進的なモデルケースといえる。
◆ ウェビナーで最新情報を学ぶ
2025年1月24日、ウェビナー「“ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会 中間整理”より見えてきた、令和9年度介護保険法改正及び今後のケアマネ業務の方向性」が開催される。本ウェビナーでは、最新の業界動向や実践例を共有し、ケアマネジメントの未来について議論を深める予定だ。
◆ 開催概要
日時:2025年1月24日18:00〜19:30(予定)
登壇者:株式会社マロー・サウンズ・カンパニー 代表取締役 田中紘太氏、株式会社あかり保証 代表取締役 弁護士・清水勇希氏、株式会社ウェルモ 瀬戸口佳祐
参加方法:オンライン(Zoom)
費用:無料
定員:無制限
【参加申し込みはこちら】
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_PoVT4BE-TeC6B9ZCQX396w
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