日本介護経営学会が6月28日に学術大会を開催する。今年のテーマは「介護DX − Leap-froggingのシナリオを考えよう − 」だ。【Joint編集部】
日本では今後、少子高齢化が一段と進行して生産年齢人口が減っていく。人材不足の更なる深刻化が見込まれるなか、介護サービスの質を維持・向上させるにはやはりDXが不可避となる。
介護現場のリアルを見極めながら、より適切かつ効率的な体制をローコストで構築するためには何が必要か − 。今回の学術大会では、第一線で活躍する有識者らが介護DXの本質を問う。リアルでもオンラインでも参加可能。
◆ 日程と会場
2024年6月28日の金曜日に、青森県青森市の男女共同参画プラザ「カダール(青森県青森市新町1-3-7 アウガ5階)」で開催される。受け付けは12時から始まり、大会は13時から17時まで。Webの同時配信も用意されている(Zoom)。また、「研究交流会」も17時30分から19時30分に開催される。
◆ テーマと大会長
大会のテーマは「介護DX − Leap-froggingのシナリオを考えよう − 」。大会長は兵庫県立大学の小山秀夫名誉教授が務める。小山名誉教授は介護保険制度の創設時に重要な役割を担い、医療・介護サービスの研究、教育、研修事業などの第一人者の1人だ。
◆ プログラム
今回の学術大会には以下のスピーカーが登壇する。
= 大会長講演 =
◯ 小山秀夫氏
= 講演 =
◯ 村澤直毅氏(日本マイクロソフト株式会社 アカウントテクノロジーストラテジスト)
◯ 丹野智宙氏(社団法人 慈恵会 理事長)
◯ 林和美氏(株式会社 大塚商会 業種SIプロモーション部 医療・介護担当)
◯ 宇田淳氏(滋慶医療科学大学大学院 医療管理学研究科 教授)
◯ 香取幹氏(株式会社 やさしい手代表取締役社長)
◆ 参加費
大会への参加費は会場・Web参加ともに以下の通り。
◯ 会員:2000円
◯ 一般:3000円
◯ 学生:1000円
研究交流会の参加費は、一律7000円となっている。
介護DXをめぐっては、巨額を投じながら満足な成果をあげられていなかったり、なかなか前へ進められていなかったりする事業者も少なくない。今回の学術大会のテーマは、こうした現状を打開する方策を検討する目的で設定された。
全ての介護サービスの事業者、事業所・施設の管理者、責任者、専門職らが対象。日本介護経営学会の担当者は、次のように話して関係者に広く参加を呼びかけている。
「介護DXについて学ぶことは介護経営者の必要条件。今年の学術大会では、今後も我が国らしい心温かな介護経営をしていくための本質的な議論を行いたい」
Sponsored by NPO法人日本介護経営学会