全国老人福祉施設協議会は27日に都内で会長選を行い、平石朗会長の後任に大山知子副会長を選出した。女性リーダーは初めて。【Joint編集部】
大山副会長と木村哲之参与の一騎打ちとなった今回の会長選。有効114票のうち、大山副会長が71票、木村参与が43票という結果だった。
大山新会長は挨拶で、「まずは目の前に迫っている介護報酬改定をどう乗り切っていくか、プラス改定にどう持っていくか。ここに焦点を当ててしっかりと働きたい」と表明。「選挙が終わったらノーサイド。皆で力を合わせ、組織として一致団結して取り組みたい。女性カラーもふんだんに取り入れた組織運営をしたい」と語った。
会長選後には取材に応じ、「介護報酬のプラス改定を目指す。もしマイナスになったら介護崩壊を招いてしまう」と言明。「他産業では賃上げの動きが出ているが、我々は公定価格のため十分に対応できない。介護職員の処遇改善のために介護報酬の引き上げが重要」と強調した。