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2025年4月18日

自民・田村憲久氏「医療・介護・福祉はこのままではもたない」 緊急集会で危機感

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《 医療・介護・福祉の現場を守る緊急集会|18日 》

18日、医療・介護・福祉の現場に対する支援策の拡充を訴える緊急集会が自民党で開催された。【Joint編集部】

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冒頭で挨拶した田村憲久社会保障制度調査会長は、「医療・介護・福祉の現場が今、大変な状況になっている。病院も診療所も介護事業所も赤字経営が多い。このままではもたない」と危機感をあらわにした。そのうえで、「この声を大きくして政府に伝えていく。日本が崩壊しないように、医療・介護・福祉をしっかり守っていく」と語気を強めた。


緊急集会では石破茂首相に申し入れる「緊急要望」を決議。診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス報酬について、物価や賃金の上昇に応じてスライドする仕組みの導入を盛り込んだ。特に足元の厳しい経営環境を踏まえ、今年から来年にかけての期中改定を検討すべきと訴えている。


田村氏は壇上で、報酬アップには保険料の上昇や現役世代の負担増を懸念する慎重論が根強いと説明したうえで、「医療や介護が崩壊すれば(親などを支える)多くの方々が働けなくなる。手取りを増やすどころじゃなくなってしまう」と指摘。「医療・介護・福祉の現場を支える方々も現役世代だ。この方々の手取りを増やすことも重要」と強調した。


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