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2025年3月10日

看護職・介護職の一斉ストライキ、約600事業所が参加 13日実施へ 組合発表

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《 日本医労連の会見|3月10日 》

「やりがい搾取もいい加減にして」「このままでは地域の医療・介護が破綻してしまう」。会見ではそんな声が紹介された。【Joint編集部】

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医療や介護の現場を支える職員でつくる日本医療労働組合連合会(日本医労連)が、3月13日に全国一斉ストライキを実施する。訴えるのは看護職・介護職らの大幅な賃上げの実現だ。


日本医労連は10日に記者会見を開き、今月7日時点で全国の599事業所が参加を決めたと報告。他産業のように賃上げが進まないなか、物価の高騰や厳しい労働環境もあって現場を離れていく看護職・介護職が後を絶たないとして、ストライキの正当性を強調した。


ストライキは患者や利用者の安全・安心に最大限配慮して行う。例えば短時間に限定したり、一部の職員だけにとどめたり、保安要員を配置したりすることで、サービス停止で危険な状況に陥る人が出ないようにする。

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日本医労連の米沢哲書記長は会見で、「賃金が上がらず生活が苦しくなり、人が辞めている。このままでは人材不足が加速する」と問題を提起。政府は早急に対策を打つべきだと主張し、「看護職・介護職らの大幅な賃上げは、労働者の暮らしを守ることだけにとどまらず、患者や利用者を支える医療・介護そのものを守ることにもつながる」と理解を求めた。


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