

今年度の第37回社会福祉士国家試験の合格者が4日に発表された。【Joint編集部】
社会福祉振興・試験センターによると、受験した2万7616人のうち1万5561人が合格。合格率は56.3%となった。

受験者数が少ないことが今回の特徴と言える。前年度から20.0%(6923人)減少。2001年度の第14回以来、実に23年ぶりの2万人台となった。
合格率は微減で、過去最高だった前年度から1.8ポイント低下した。社会福祉士国試の合格率は2割台を中心に推移してきた経緯があり、近年は上昇が著しい。56.3%は過去2番目の高水準だ。

合格率が高かったことで合格者数も多くなった。過去最多だった前年度からは22.4%(4489人)減ったが、それでも過去3番目に多い水準。合格者数が1万5千人を上回るのも、今回が3回目となる。
合格者の内訳は、福祉系大学などの卒業者が57.1%、養成施設の卒業者が42.9%。年齢は30歳以下が44.9%を占めたほか、「31歳から40歳(16.8%)」や「41歳から50歳(21.2%)」も多かった。