2025年2月10日
看護職・介護職の一斉ストライキ呼びかけ 賃上げ実現へ組合が発表 「もう我慢できない!」
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医療や介護の現場を支える職員で組織する日本医療労働組合連合会(日本医労連)が、十分な賃上げの実現を訴えるストライキの実施を計画している。【Joint編集部】
10日に記者会見を開き、3月13日に一斉にストライキを行うよう加盟する全国約900の組合・支部に呼びかけていると説明。こうした活動を通じて、看護職員や介護職員らの賃上げが必要なことを広く社会にアピールしつつ、政府に具体策を講じるよう訴えたいとした。
ストライキは患者・利用者の命や健康が守られる範囲内で実施する。サービス提供を止めて深刻な事態を招くことのないよう、例えば一部の職員にとどめたり、保安要員を配置したり、短時間に限定したりして行う。現場の実情に応じて、個々の組合が安全・安心に最大限配慮して方法を検討する。
「もう我慢できない。みんなで立ち上がろう!」。
日本医労連はそう呼びかけている。佐々木悦子中央執行委員長は会見で、「賃上げが他産業で進むなか医療・介護現場では十分に進まず、賃金格差はますます広がるばかり。離職が止まらない深刻な状況」と問題を提起。「地域の医療・介護を守るためにはそこで奮闘する労働者の大幅な賃上げが必要」と主張した。