2024年12月27日
SOMPOケア、介護職の賃上げに14億円を追加投入 「2030年度までに全産業平均へ」
業界最大手のSOMPOケアは27日、介護職の社員らの給与を来年4月から追加的に引き上げると発表した。【Joint編集部】
年間で約14億円を新たに投じる。これを原資に「働きがい向上手当」を新設し、全職種全職員に平均で7800円を支給する。あわせて、賞与の支給額を4%引き上げる。
対象者はおよそ1万6千人。介護職員の賃上げ水準は平均で3.3%となる。
熾烈な人材獲得競争で優位に立ち、今後の事業の維持・展開につなげる狙い。SOMPOケアは、「2030年度までに介護職の平均賃金を全産業平均まで引き上げることを目指す」と表明。「計画的に処遇改善を実施していく」との考えを示した。
また、「公的介護保険以外の収入を増やしていくことで、処遇改善に充てられる原資の安定的な確保に努める」との方針も掲げた。