2024年12月27日
介護職員による高齢者虐待、過去最多に 初の1000件超 昨年度 厚労省調査
厚生労働省は27日、昨年度の高齢者虐待の実態を把握する調査の最新の結果を公表した。【Joint編集部】
介護サービス事業所・施設の職員による虐待の相談・通報の件数は3441件。実際に虐待だと判断されたケースは1123件にのぼった。亡くなった方も5人いた。
相談・通報の件数、虐待判断の件数はいずれも3年連続の増加。これまでで最も多かった前年度を大幅に上回り、過去最多を更新した。
職員による虐待の発生要因は、
◯ 知識・意識の不足=77.2%
◯ ストレスや感情コントロールの問題=67.9%
◯ 倫理観・理念の欠如=66.8%
などが多くなっている。
虐待の種別をみると、身体的虐待が51.3%で最も多い。次いで、心理的虐待(24.3%)、ネグレクト(22.3%)、経済的虐待(18.2%)となっている。身体的虐待には、適正な手続きを経ていない身体拘束も含まれる。
このほか、昨年度の親族など養護者による高齢者虐待の相談・通報の件数は4万386件。初めて4万件を超えた。
親族による虐待の判断件数は1万7100件。近年は横ばいで推移している。