福岡資麿厚生労働相は19日の参議院・厚労委員会で、ケアマネジャーの資格の維持に必要な更新研修について、「あり方そのものについても検討していく」との意向を示した。【Joint編集部】
国民民主党の田村まみ議員の質問に対する答弁。
厚労省は今月12日に公表した検討会の報告書で、更新研修について「可能な限り経済的・時間的負担の軽減を図る」との方針を明示。全国統一的な研修コンテンツの作成、好きな時間に受講できるオンデマンド化などを進め、次の更新までの間にそれぞれのペースで学べる仕組みに変えていく構想を掲げた。
福岡厚労相は厚労委で、まずはこうした施策の具体化を進めていくと説明し、「大幅な負担軽減に取り組んでいくことは大変必要なこと」と述べた。そのうえで、「あわせて更新研修のあり方そのものについても必要な検討を行っていきたい」と明言した。
田村議員は福岡厚労相に対し、5年ごとの更新研修を廃止して随時実施に改めることなどを提案。「もう少し危機感を持って議論を進めてほしい」などと要請した。