ケアマネジメントをめぐる目下の様々な課題と向き合う国の検討会は2日、当面の対策の方向性を描いた「中間整理」を大筋でまとめた。【Joint編集部】
厚生労働省は人材確保に向けた施策の一環として、資格を持っていても現場で働いていない“潜在ケアマネジャー”の復職支援を盛り込んだ。
復職時の要件となる再研修の負担を軽減すると説明。シニア層らを後押しする観点から、実務経験を踏まえた研修の簡素化を図る方針を打ち出した。
また、オンライン化も含めて研修を受講しやすい環境の整備を進める意向も示した。
厚労省は今回の「中間整理」で、“潜在ケアマネジャー”の復職支援に総合的に取り組むことが重要と明記。今後の制度改正・報酬改定に向けて、再研修の簡素化などの具体的な議論を深めていくとした。