2024年9月4日
【諮問会議】民間議員、医療・介護の「賃上げの定着」を要請 首相も賃上げの持続に言及
政府の経済財政諮問会議は3日に会合を開き、当面のマクロ経済運営を議論した。【Joint編集部】
民間議員はこの中で、「力強さを欠く消費の回復に向けて、プラスの実質賃金の定着が重要」と提言。医療・介護を含む業種別の施策のフォローアップなど、「賃上げの定着に向けた取り組みを更に強化すべき」と要請した。
政府は同日、介護職の働きやすい職場環境の整備をめぐり現場の関係者との意見交換会も開催。ここでは岸田文雄首相が賃上げに言及した。
岸田首相は、今年度の介護報酬改定で一本化・拡充した新たな処遇改善加算について、「更なる取得促進に向けてより一層努力を尽くす」と説明。「そして持続的な賃上げの動きを確かなものとするべく、取り組みを進めていきたい」と述べた。