明日から! LIFE新システム、8月1日本格稼働 旧システムとの変更点は?
いよいよ明日から。LIFE(科学的介護情報システム)の新システムの本格稼働が始まる。【Joint編集部】
新システムは今年度の介護報酬改定に完全対応する。あわせて使いやすさの向上、機能の改善なども図られる。旧システムは7月31日をもってサービス終了となる。
厚生労働省は7月26日、新システムの8月1日午前9時頃からの本格稼働を改めてアナウンスする通知を発出。旧システムからの主な変更点を以下のように整理した。
LIFE新システムの変更点
◯ 今年度の介護報酬改定に対応した様式情報の登録(直接登録、CSV連携登録)が可能に
◯ 様式情報の入力支援機能が加わる
◯ 管理ユーザだけでなく、操作職員も利用者情報の編集(個人情報除く)が可能に
◯ 様式情報の入力・変更時、利用者情報にも存在する一部重複項目(要介護度など)の更新が可能に
◯ リハ・個別機能、栄養、口腔の一体的計画書の出力機能が加わる
8月1日からは、LIFE関連加算の全ての様式情報を新システムに提出できるようになる。7月31日までは、利用者情報と「ADL維持等情報」しか提出できなかった。
今年4月分から8月分のLIFE関連加算を算定する場合、8月1日から10月10日までの「遡り入力期間」に様式情報を提出する必要がある。提出すべき情報を10月10日までに提出していない場合、算定した加算は遡って過誤請求となるため要注意だ。
厚労省は通知で、「提出されたデータについて、集計・分析を行って10月頃から新たな機能のフィードバックを提供する予定」と説明している。
今回の変更点が反映された最新版の操作マニュアル、よくある質問(FAQ)などは、8月1日からこのページに公開される予定。今年度の介護報酬改定に対応した「ケアの質の向上に向けたLIFE利活用の手引き」は、8月1日からこのページに掲載される。
厚労省は全国の事業所・施設に対し、「新システムの導入、機能・操作に関するお問い合わせは新システムから」と呼びかけている。