厚生労働省は13日、高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数を公表した。【鈴木啓純】
11日0時までの直近1週間で152件。前週比でプラス61件となり、大きく増加した。150件を超えたのは5月30日の週以来、およそ1ヵ月半(6週間)ぶり。累計件数は今週で7000件を超えた。
後藤茂之厚労相は13日のアドバイザリーボードの会合で、感染者増加の要因について、ワクチンと感染により獲得された免疫の減衰、梅雨明けに伴う人流の増加、オミクロン株の新系統「BA.5」への置き換わりをあげた。
またワクチン接種について、「重症化リスクの高い高齢者が多く入所されている高齢者施設で4回目の着実な実施を図る」と強調。「希望する4回目の対象者にできる限り早く接種してもらえるよう取り組みを推進していく」と話した。