10月9日に実施された今年度の介護支援専門員実務研修受講試験の受験者数が、厚生労働省の公式サイトで発表された。【Joint編集部】
全国で5万4449人。前回より159人多かった。増加はこれで3年連続。合格者は12月2日に発表される。
ケアマネジャーの試験をめぐっては、受験資格の厳格化もあった2018年度から局面が大きく変わった経緯がある。2019年度には受験者数が過去最少の4万1049人まで激減。人材不足の深刻化を懸念する声が高まるとともに、ケアマネの処遇改善や負担軽減を求める意見も強まった。
受験者数はそこから少しずつ回復。かつての水準に戻る兆しはないが、今年度は2019年度比でプラス1万3400人となっている。
今年度はどれくらいの合格者が出るのか。合格率の推移はグラフの通りだ。近年は20%前後で推移しており、前回は直近10年で最高の23.3%だった。