岸田文雄首相は14日の会見で、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について、介護施設の全ての職員を対象に含める方針を表明した。【Joint編集部】
「高齢者などリスクの高い方々を守り、医療提供体制の人員を確保するため、関係審議会に諮ったうえで、全ての医療従事者、高齢者施設の従事者、約800万人を対象として、4回目接種を行う」と明言。「自治体と連携して明日から準備を始め、来週以降速やかに接種を進める」と述べた。
岸田首相はあわせて、「今のところ重症者数や死亡者数は低い水準。病床使用率も上昇傾向にあるものの、総じて低い水準にある」と説明。「政府としては病床の確保、高齢者施設の療養体制の支援、検査体制の強化、治療薬の確保などで医療体制を維持・強化しながら、引き続き最大限の警戒を保ちつつ、社会経済活動の回復に向けた取り組みを段階的に進めていく」との意向を示した。