映画「つむぐもの」の無料オンライン上映会が、11月5日から11日にかけて開催される。日本介護福祉士会が「介護の日」の企画として実施する。【Joint編集部】
「介護職の皆様にとっては日々の活力に、国民の皆さまにとっては介護職のやりがい、そして専門的な介護福祉の職能の価値を確認いただく機会にしてほしい」。日本介護福祉士会はこう参加を呼びかけている。
監督は犬童一利さん、主演は石倉三郎さん。キム・コッピさんや吉岡里帆さん、森永悠希さん、宇野祥平さん、内田慈さんなど豪華キャストが出演する。
ワーキングホリデーで福井県にやってきた主人公のヨナ(キム・コッピさん)。越前和紙づくりの手伝いをする計画だったが、職人の剛生(石倉三郎さん)が脳腫瘍で倒れてしまう。急に介護を担うことになったヨナは、偏屈で悪態をつく剛生と向き合っていく。言葉も、文化も、価値観も全く異なる“最悪の2人”は激しくぶつかり合うが、やがて心中に思いもよらぬ変化が訪れる…。
介護・福祉を通して絆を育む過程を、ユーモアとペーソスを交えて丹念に描いた作品。映画の公式サイトには、「人が最期まで自分らしく生きるためには何が必要なのか」「どうすれば相手を理解し、相手の生き方を尊重できるのか」などの問いが投げかけられている。
参加希望者は専用Webページからの申し込みが必要。費用は無料(人数制限なし)で、締め切りは10月31日17時半まで。オンライン上映会の最終日には、犬童監督と日本介護福祉士会の及川ゆりこ会長との対談も生配信される。