学生向けの就職活動情報サイト「就活の教科書」が公表した「底辺の仕事ランキング」をめぐり、日本介護福祉士会は8日に公式サイトで声明を出した。ランキングに「介護士」や「保育士」などが含まれていたこともあり、強い不快感をあらわにしている。【Joint編集部】
声明で及川ゆりこ会長は、「介護職のみならず、ランキングにあげられた全ての職業に対して、その職業の本質的価値をおもんぱかることなく、ネガティブな印象を与える記事は極めて遺憾」と非難。「掲載社におかれては、今回の記事作成の意図と、発表に至った決定プロセスを明らかにするとともに、ランキングにあげられた職業に従事する全ての方々に対し、誠意あるコメントの発表を求める」とした。
問題となった「底辺の仕事ランキング」は、独断と偏見で「底辺の職業」を決めてその特徴などをまとめた内容。「介護士」もランキングに入れ、「底辺職扱いされる」「誰でもでき、給料が安く、きつい仕事」などと書いていた。炎上後、当該記事は削除されている。