今年度の第26回介護支援専門員実務研修受講試験について、厚生労働省は15日に全国の結果を公式サイトで発表した。【Joint編集部】
今回は全体で5万6494人が受験し、1万1844人が合格。合格率は21.0%だった。
受験者数は4年連続の増加。過去最少だった2019年度と比べると、約1万5千人、38%ほど増えた。
直近2年は微増傾向。決して減ってはいないが、現場の関係者の間ではケアマネジャーの人気低下を指摘する声が非常に強まっている。
合格者数の増加は2年ぶり。前回より1500人強多くなった。もっとも、人材不足が厳しさを増していく流れは今後も変わらない見通し。ケアマネは高齢化が進んでおり、年齢を重ねて一線を退く人、その時期が近づいている人も少なくない。
合格率は過去10年で3番目に高い水準。前回より2.0ポイント上昇し、再び20%台に戻った。
今回の合格者を職種別にみると、最も多いのは62.4%の介護福祉士。以下、16.3%の看護師・准看護師、8.0%の社会福祉士、5.2%の理学療法士と続く。