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2022年9月22日

特養の費用額、初めて2兆円超に 昨年度 利用者1.6万人増 厚労省統計

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《 特別養護老人ホームの様子 》

全国の介護費の動向などを明らかにする「介護給付費等実態統計」の最新版を、厚生労働省は21日に公式サイトで公表した。【Joint編集部】

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特別養護老人ホームの費用額をみると、昨年度は2兆79億1900万円。前年度からおよそ428億円増え、特養単体として初めて2兆円を超えた。地域密着型を含めると、昨年度の費用額は2兆2477億6200万円となっている。


特養は介護保険の中で最も費用額が大きいサービス。昨年度の総費用額に占める割合(*)は18.7%となっている。


* 特養単体の費用額と、予防給付を除いた各サービスの総費用額とで算出

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費用額が膨らむ要因は高齢化による入所者の増加。特養は「終の棲家」とも言われてきた。質の高いケアで昼夜を問わず重度者らを支える貴重なサービスで、今後も国民のニーズに応えていくことが期待されている。なかなか入所できない“待機者”が多い地域と、定員が埋まらずに空床が生じている地域とがあり、国は各地の実情に合った適切な基盤整備を進めたい考えだ。


今回の統計によると、昨年度の特養の利用者数は72万4200人。前年度から1万6400人(2.3%)増えていた。


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