厚生労働省は21日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数を新たに公表した。【Joint編集部】
20日0時までの直近1週間(今回は連休のため8日間)で419件。前週から122件減り、4週連続のマイナスとなった。この1ヵ月で概ね半減し、今回で第6波のピークも下回った。ただ介護現場では、リソースも乏しいなか厳しい状況が今も続いている。
厚労省に対策を助言するアドバイザリーボードは21日の会合で現状について、「新規感染者数の減少に伴い療養者数も減少している。医療提供体制への負荷は一部継続しているものの、状況の改善がみられる」と分析。「高齢者施設と医療機関の集団感染は、減少しているものの継続している。季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される」とし、引き続き警戒するよう促した。