8日の衆議院・厚生労働委員会で、介護支援専門員の更新研修のあり方が取り上げられた。【Joint編集部】
武見敬三厚生労働相は、「更新研修はケアマネジャーの専門性を高めて資質を向上させていくために重要な役割を持つもの」と改めて説明。研修を受講しやすい環境の整備に努める意向を示し、「ケアマネジメントの質の向上と人材確保に向けて、今後、関係者の意見をしっかり聞きながら必要な方策を検討していきたい」と述べた。
公明党の伊佐進一議員の質問に対する答弁。
伊佐議員は委員会で、「現場の方々から様々な不満の声を頂いている。更新研修が大変だからケアマネにはなりたくないという声もある」と指摘。受講料に格差があって一部の都道府県では非常に高額なこと、受けたくてもなかなか受けられない都道府県があることなどを課題としてあげ、「しっかり議論して頂きたい」と求めた。
介護保険制度を担当する厚労省・老健局の間隆一郎局長は、「現場の声を踏まえて改善すべきところは改善したい。負担軽減に引き続き取り組んでいきたい」と表明。今年度に実態把握の調査を行っていることも紹介し、「その結果も踏まえて必要な対応をしっかり検討していきたい」と述べた。