介護現場の生産性向上の後押しに力を入れている厚生労働省は、事業者向けのセミナーを今年度も開催する。23日に発出した介護保険最新情報のVol.1094で広く周知した。参加費は無料。【Joint編集部】
生産性向上の取り組みをこれから始める事業者らに向けた「ビギナーセミナー」と、既に取り組みを進めている事業者らに向けた「フォローアップセミナー」が企画されている。それぞれ対面ではなくオンライン形式(ZOOM)だ。
関東信越、東海北陸、近畿といった地域ごとに、来月から来年2月にかけて順次実施されていく。地域ごとのスケジュール表や参加申し込みフォームは、実施主体のNTTデータ経営研究所の公式サイトに用意されている。申し込みは経営者層と職員、2人1組で行う必要がある。
セミナーの副題は、「10年後に生き残るための経営戦略としての生産性向上」。各々の現場ですぐに始められる実践的な業務改善の手法を学ぶことができる。NTTデータ経営研究所は、「生産性向上の取り組みが事業所内で効果的に推進され、かつ継続的に行われることを目的としている」と参加を呼びかけている。