厚生労働省は29日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数を新たに公表した。【Joint編集部】
27日0時までの1週間で52件。前週比で22件のマイナスだった。減少はこれで13週連続となる。
高齢者施設のクラスターは現在、少なくとも数字上はしばらくなかった水準にとどまっている。
1週間の件数が50件台となるのは、昨年1月の第3週以来およそ1年2ヵ月ぶり。介護現場の対策の効果もあり、感染拡大の「第6波」の影響が本格化する前のレベルまで戻った。
厚労省の専門家は「今後、年度替わりで感染リスクが高まる場面の増加や免疫の減衰などについても注意が必要」と呼びかけている。