第2次岸田改造内閣が10日に発足し、新たな厚生労働相に加藤勝信前官房長官が就任した。【Joint編集部】
加藤新厚労相は10日夜の会見で、岸田文雄首相から国の重点施策を前に進めていくよう指示を受けたと報告し、その中に「保育・介護などの現場で働く人の処遇改善」も含まれていたと説明。「これらの課題の解決に向けて全力で取り組みたい。国民の期待にしっかりと応えられる厚生労働行政としたい」と語った。
加藤新厚労相によると、岸田首相はこのほか新型コロナウイルス対策の強化や全世代型社会保障制度の構築、子育て支援策の拡充、働き方改革の推進なども指示したという。
加藤新厚労相は会見で、医療・介護など社会保障制度の今後の改革について、「どう持続可能なものとしていくのか。デジタルなど新しい技術を取り込みながら、効率化できるものは効率化し、充実すべきものは充実させる。そうしたメリハリのある対応をしていく」と表明。「マンパワーの問題にもしっかりと答えを出すべく取り組んでいきたい」と述べた。