岸田文雄首相は4日、年頭の記者会見を行った。【Joint編集部】
今年の重点施策の1つに賃上げを掲げた。
「成長と分配の好循環の中核である賃上げを何としても実現しなければならない」と強調。今年の春闘を念頭に、「是非インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」と呼びかけた。
あわせて、「政府としても、公的セクターで働く労働者や政府調達に参加する企業の労働者について、インフレ率を超える賃上げが確保されることを目指す」と明言。「日本経済の長年の課題に終止符を打ち、新しい好循環の基盤を起動する。そんな年にしたい」と語った。
政府は既に、介護職員の更なる処遇改善を検討していく意向を示している。2024年度の介護報酬改定をめぐる議論は今年秋から佳境に入るが、そこでもこのテーマが大きな焦点となる見通しだ。