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2025年2月27日

結城教授「介護を見放すな。賃上げは最低月5万円増を」 野党提出法案は「早期成立を」

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《 淑徳大学・総合福祉学部 結城康博教授 》

立憲民主党、日本維新の会、国民民主党が共同で、介護職の賃上げを進めるための特別措置法案を国会に提出している。【Joint編集部】

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全ての介護職を対象として、まずは1人あたりの平均で月1万円、年12万円の賃上げを実現する助成金を支給することが柱。この法案の内容や今後の展開をどうみるか、淑徳大学・総合福祉学部の結城康博教授に聞いた。

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結城教授は「野党の法案は介護職の恒常的な賃上げを目指すもので評価できる。ただ額が少ない」と指摘。目下の深刻な人手不足や他産業の賃上げの動向などを踏まえ、「最低でも月5万円は引き上げるべき」と主張した。

※ 結城教授のインタビュー動画はこちら↓

野党案の実現に要する約4300億円の財源については、「他の施策と比べて極端に大きいわけではない。やりくりできない規模ではない」との見方を示した。そのうえで、「法案を全会一致で成立させるべき。これが通らなかったら、介護は見放されたということになってしまう」と述べた。


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