昨年1年間の介護事業者の休廃業・解散が過去最多の612件にのぼったことが、東京商工リサーチの調べで分かった。【Joint編集部】
前年比プラス102件(20.0%)と増加幅も大きい。同じく過去最多だった倒産も加えると784件となる。
612件の内訳をみると、訪問介護が448件と73.2%にのぼる。次いで通所・短期入所が70件と多い。この2つで全体の84.6%を占めている。
経営者も含めた人材の不足、あるいは高齢化、人材確保の競争の激化、長引く物価の高騰、今年度の介護報酬改定などが背景にある。コロナ禍で受けた融資の返済がきっかけとなるケースもある。