2024年12月19日
介護職員への一時金5.4万円 結城教授「政府は完全に介護を軽視している」 保育士との格差を問題視
17日に成立した今年度の補正予算で支給される介護職員への一時金について、淑徳大学・総合福祉学部の結城康博教授は取材に応じ、「政府は完全に介護分野を軽視している」と問題を提起した。【Joint編集部】
保育士は10.7%の恒久的な賃上げを実施する一方で、介護職員は1人5.4万円規模の一時金にとどめた政府の判断を批判。「これでは介護職員の士気を低下させる。介護分野は労働市場でますます弱くなる」と危機感をあらわにした。
結城康博教授のコメントの動画はこちら↓
また、一時金の支給対象から居宅介護支援のケアマネジャーらが外されたことについて、「驚いた。がっかりした。なぜ対象に含めないのか」と落胆し、ケアマネ不足の更なる深刻化への懸念を示した。