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2024年9月10日

介護費の膨張続く 来年度は予算ベースで14.2兆円超 厚労省概算要求

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※ 画像はイメージ

厚生労働省は8月末に、来年度予算の概算要求を財務省へ提出した。【Joint編集部】

来年度の介護保険の給付費を、予算ベースで13兆1954億円と想定した。これに高齢者の自己負担などもあわせた総費用は、14兆2606億円にのぼると見込んでいる。今回の概算要求には、こうした給付費の国庫負担分として3兆3998億円(*)を計上した

* 介護給付費の国庫負担、調整交付金、第2号保険料の国庫負担(補助)、第1号保険料の低所得者軽減措置などをあわせた額。地域支援事業分は含まない。

国は介護保険の給付費の概ね25%を賄っている。来年度の給付費、総費用はいずれもあくまで予算ベース。実績は上下に変動する。


介護費の膨張は高齢化が最大の要因。介護ニーズが更に拡大する今後も続くとみられる。給付の無理な抑制は介護離職の増加などデメリットが大きく、必要なサービス提供に要する財源をどう確保するか、税や保険料などの負担をどう分かち合うかが大きな課題となっている。


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