SOMPOケアの鷲見隆充代表取締役社長 CEOは介護ニュースJointのインタビューに応じ、訪問介護のホームヘルパーを外国人が担うことを可能とする規制緩和について、「非常にありがたい。良いこと」と評価した。【Joint編集部】
規制緩和が実際に施行されれば、希望する外国人にヘルパーとして働いてもらいたい考えもあわせて示した。
鷲見社長はインタビューで、「実際に門戸を開いてくれれば、外国人に訪問介護で活躍して頂くことも提案していきたい。本人の同意が前提」と表明。「そうした取り組みをしないと、人材不足で訪問介護のご利用者様を支えられなくなる。まずは施設などで働いて頂き、もし可能なら訪問介護もといったことを想定している」と語った。
今年度の介護報酬改定で訪問介護の基本報酬を引き下げられたことについては、「うちもかなり厳しい」と述べた。
国は外国人の訪問介護への従事を認める規制緩和を実施する考え。厚生労働省の検討会が今年6月、そうした方針を盛り込んだ報告書をまとめた経緯がある。
SOMPOケアは訪問介護だけでなく、各サービスの担い手となる外国人の採用の強化を図る計画。今月からはインドの政府系機関と、介護人材の教育や受け入れに関する協業を開始した。鷲見社長はインタビューで、外国人の受け入れを人材確保の重点施策の1つとして取り上げ、「施設などのご利用者様には既に外国人を自然に受け入れて頂いており、職員もしっかりと受け入れている」との認識を示した。