政府は19日の経済財政諮問会議で、当面のマクロ経済運営などを議論した。【Joint編集部】
民間議員はこの中で、消費の回復に向けた所得・賃金の拡大が最大のポイントだと改めて指摘。物価上昇を上回る賃上げを実現させる政策の「総動員」を求め、その1つに「医療・介護など分野別の賃上げのフォローアップ強化」をあげた。
岸田文雄首相は会合で、「日本経済は成長型の新たなステージへと移行できるかの正念場」と強調。「円安などに伴う物価上昇の影響には注意が必要。とりわけ、物価水準が高止まる中で、新たなステージへの移行に取り残される恐れがある方々にはきめ細かい支援を講じていく」と表明した。
民間議員は、「最近の円安の動きを十分注視した政策運営を」と重ねて要請。「物価高の影響を強く受ける低所得者、中小企業などに焦点をあてた時限的な支援」の実施も求めた。