加藤勝信厚生労働相は11日の閣議後会見で、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの早期接種を重ねて呼びかけた。【Joint編集部】
今月13日から、感染の主流となっているオミクロン株の「BA.5」などに対応した新たなワクチンの接種も始まる。加藤厚労相は、「その時点で接種可能なワクチンをなるべく早期に接種して頂きたい」と語った。
「BA.5」などに対応した新たなワクチンは、2回目までの接種を終えた全ての12歳以上が対象。「BA.1」などに対応したワクチンの接種は、先月20日からすでに開始されている。
加藤厚労相は会見で、「(新たなワクチンは)オミクロン株の成分を含んでおり、従来型を上回る重症化予防効果があると期待される」と説明。これまでも年末年始に感染拡大の波が発生したことを念頭に、「希望する全ての対象者が今年中にワクチンを接種できるよう、10月から11月にかけて1日100万回を超えるペースの接種体制を整備することが重要。引き続き自治体と連携して取り組む」と述べた。