今回の非常に強い台風14号により、九州の複数の社会福祉施設が浸水などの被害を受けた。加藤勝信厚生労働相が20日午前の閣議後会見で明らかにした。【Joint編集部】
厚労省の20日5時30分現在の集計によると、高齢者施設の被害は少なくとも宮崎県と長崎県の計6ヵ所。床上浸水が2ヵ所、建物被害が1ヵ所、断水が1ヵ所、停電が2ヵ所となっている。今のところ人的な被害は報告されていない。
加藤厚労相は会見で、「大型の台風で今後も広い範囲に影響が及ぶ可能性が高い。引き続き万全の警戒をお願いします」と呼びかけた。
このほか医療機関でも、少なくとも宮崎県や鹿児島県などの12施設で停電や断水の被害が発生。停電が解消されたり自家発電機で対応していたりして、いずれも必要な病院機能は維持されているという。障害者関係の施設については、これまでのところ被害は確認されていない。